公立保育園の採用選考
保育士の資格を取得しても、必ず保育園で働ける保証はありませんが、採用試験を受けて合格することで働くことができます。
また保育士の資格を取得していないと、採用選考を受けることもできないので、資格を取得している人は保育園で働くための第一歩を踏み出しているといえます。
そして公立の保育園で働くには市区町村の採用選考を受けて、採用候補者にならなければいけません。
それに市区町村の地方公務員の試験に合格する必要もありますので、公立の保育園で働き始めるには険しい道のりが待っているのです。
採用選考のスケジュールについて
採用選考のスケジュールは、筆記試験と面接試験を受けることから始まります。
2次試験や3次試験まで行われますが、この試験に合格することによって、公立保育園で働くための採用候補者名簿に登録されます。
この名簿には試験でとった得点の高い順に記載されており、得点の高い人から採用が決まっていくというかたちになっています。
勤務先が決定したら、本人の考えを確認して、正式な採用が決まるのです。
スケジュールで見ると簡単に思えますが、数々の壁を乗り越えていかなければいけませんので、最後まで油断せずに頑張っていきましょう。
公立保育園の保育士募集情報は、採用選考が行われる7月から8月にかけて募集をかけていますので、情報をこまめにチェックしておくと良いでしょう。
結婚後や再就職は公立保育園のほうが良い
公立保育園の保育士になるのは大変ですが、結婚後のことを考えると育児休暇がある公立保育園のほうが、私立保育園よりも良いです。
また保育士の資格を取得しておけば、結婚して退職しても再就職しやすくなりますので、保育士は長く続けられる職業として注目されているのです。
私立保育園でも、独自の育児休暇制度を設けていることがありますので、働く前に制度を確認しておくと、結婚しても安心して休暇をとることができるでしょう。